冪級数で定まる関数の一致の定理

z=0z=0を中心とする収束冪級数により定まる関数f(z)=nanznf(z)=\sum_na_nz^nを考える。 これについて、f(0)=0f(0)=0である。 一方で、もしあるnnについてan0a_n\neq0であれば、ある正の実数rrが存在して、0<\lvert z\rvert &lt; rにおいてf(z)0f(z)\neq 0である。 対偶を取れば、f(z)f(z)z=0z=0のある近傍で恒等的に00であれば任意のnnについてan=0a_n=0である。

このことから、f(z)f(z)が恒等的に00でなければその零点は孤立することがわかる。 対偶を取れば、ffの零点の集合が集積点を持つならばffは恒等的に00になる。 これを利用して一致の定理を証明することができる。